
「いい子ね!」これもまた親が良く使ってしまう言葉の一つではないでしょうか。
この言葉は親が子供の自尊心を高めるつもりで使われる言葉ですが、
子供にとっては違う捉え方をしてしまう場合があるようです。
子供にお手伝いを頼み、それをしてくれた後に「いい子ね!」と言われた子供は、
手伝いをしたから「良い子」であるに過ぎないと思い込んでしまうと言います。
これは、「良い子」であるというステータスを失うことが怖くなるということにも繋がり、
自ら率先して手伝うという意識を失わせ、
手伝いをするのは褒められるためといった間違った思考を生み出しかねません。
その代わりに使いたいおすすめの言葉が、
「○○ちゃんがお手伝いをしてくれるから、とってもうれしいな。」
という言葉だそうです。
この言葉は子供たちの行動がママやパパにどのような影響をするのか
本当の情報を子供たちに届けることができると言います。
そのほかにも良く使ってしまう言葉に、
「お姉ちゃんだからしっかりしてるわね。」とか「お兄ちゃんなんだから・・・・。」
という言葉があります。
親からこのような言葉を言われた子供たちは、
子供なりにその期待を裏切らないよう必死に振舞ってしまうものです。
お兄ちゃんだから甘えちゃいけないんだ。そう思いながら育つ子供は親に甘えることも出来なくなり、
つらい幼児期を過ごすことにもなりかねません。
充分に親に甘えることが出来ずにそだった子供は、大人になっても一生心に大きな傷を残すことになるでしょう。
安易な言葉が、子供にとって甘える機会を失わせ、子供らしさを奪ってしまうのです。
そして、周りの評価のために行動する自己評価の低い大人にしてしまう可能性を秘めているのです。
まだまだ世界が狭い子供にとっては親の評価が自分自身の評価へと直結してしまいます。
親の発する言葉に従順に育とうとします。
純粋な子供の心に響く親の言葉は子供にとって大きな影響力を及ぼすものだということを認識し、
一言一言大切に会話しなければならないのかもしれません。
私たちママやパパは、純粋で綺麗な子供の心を大切に守っていきたいですね。

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