
「言うことを聞きなさい!」これは、裏返せば子供に「考えるな!」と言っているのと同じこと。
そして子供の自由な発想や創造力を否定する言葉です。
男の子は特に、物を壊したり、友達とけんかをしたり、悪さをしたり、
あえて大人がいけないと言われることをしようとするものです。
しかし、これらの物を壊したり、友達とけんかをしたり、悪さをしたりする行為は、
大人から見ていけない事であって、子供にとってはすべてが大切な経験であることを知っておかなければなりません。
子供は、失敗から学び、成長し、自ら考えるようになるのです。
親は簡単に子供の行動から推測されるその後の失敗を予測することが出来るでしょう。
怪我をしたり、悲しい思いをしたり、人に迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。
しかし、それらの経験が子供にとっての大切な財産になるものだということは、
なかなか気がつかないのかもしれません。
「してはいけません!」、「言うことをききなさい!」
このように言ってしまうほうが親にとっては何倍も楽で簡単な方法かもしれませんが、
自分で考えることを許されなかった子供は大人になって自分で考えることができなくなるそうです。
「失敗するんじゃない!」この言葉もまた、完璧主義の親にありがちな言葉の一つです。
失敗を親に批判された子供は、その印象が強く残り、新しいことへ挑戦することに臆病になってしまいます。
「失敗してもいいじゃない。どんどん挑戦してみれば!!」
そう言える親でなければならないんですね。
子供にはたくさんの失敗や経験をさせましょう。
その機会が幼い時であればあるほど、傷は小さく学びも大きいものです。

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