
民間の認可・無認可保育所と公立保育所を経験。その違いについて~
あくまで私の経験からの結論ですが、圧倒的に公立が良いという感想です。
(たまたま我が家が利用した認可保育所が悪かっただけもしれませんが・・・・。)
認可保育園具体的にどう違うのかお話したいと思います。
(民間認可保育所の苦い思い出)
長女は1歳の頃から保育所に預かってもらうことになったのですが、始めて預かり先を決めるときは
やはりいろいろ迷いました。
公立保育所は、たくさんの人数で手が行き渡るのかという不安があったため、少人数の生徒で
目の行き届く小規模のところの方が良いのではないか・・・?
正直、公立保育所に良いイメージを持っていなかったのかもしれません。
私が最初に選んだ保育所は、英語の先生が常駐し、英会話やリトミック、
ピアノまで指導してくれるという無認可保育所でした。
とりあえず予約をし、見学に行った時、20人くらいの0歳から5歳までの幼児が入り乱れ、
歌ったり、踊ったりして楽しそうだという印象を受けました。
園長先生は40歳くらいの女の先生。パワフルな感じで
音大出身のピアノの先生の資格も持っているという方でした。
それから毎日に楽しそうに通っていると思っていた矢先、
少しずつ保育所の実態が見えてきたのです。
園長先生は離婚歴2回、3回目の結婚の旦那さんと保育所を経営していたのですが、
いろいろ借金問題や家庭問題にも問題があるらしく、我が子ともギクシャクしているようでした。
保育所で雇われている保母さんは次から次へとくるくる変わります。
(その後、園長先生があまりにもワンマンで、保母さんへのいじめらしいものがあったこともわかりました。)
そして、保育所に通い始めて1年半が経とうとしていた頃、
偶然に一人の保母さんと一対一になる機会がありました。
その時驚くべき言葉をかけられたのです。
「どうして○○さんは、公立保育所にいかないの?公立保育所の方がよっぽどいいわよ。
私は、公立に保育所に時間外職員として夕方両方で働いてるの。
今の保育所は食事も適当だし、生徒の世話は、実質1人か2人に保母さんに押し付けて
運営しているのが実情。園長のやりたい放題だもの・・・。」
「えーーーーーーっ (;゚Д゚)! そうなんですか!!」
リトミックも英語も音楽も実際はほとんど行われず、ビデオでごまかす生活など
次から次へとあきらかになりました。
ずっと信じてきた認可保育所だったので、信じてきた私と娘の大事な1年半は・・・。
たしかに、密室の中でどう保育所が運営されているのかは、だれにもわかりません。
働いている保母さんが黙っていればわからないことです。
そういえば、給食は大きなショッピングセンターの大きな缶詰を使っているということも
園長本人から聞いたこともありました。
その後、続々真実があきらかになり、影である生徒の悪口を言っている先生のことや
乳児がほとんど寝たきりにさせられていた事実・・・。
考えただけでも恐ろしいことですよね。
考えてみれば、これが当たり前と思っている子供達は文句を言うわけはないのです。
その保育所は私が通っているあいだに、無認可保育所から認可を受けて、
認可保育所に変更になったのですが、お役所が認可するといっても、
あくまでも表面的な保育所の状況だけ。
人数や建物の状況など表面的な条件を満たせば審査が通ってしまいます。
中身を精査するわけでも、監視するわけでもないのです。
それに加えて、認可保育所・無認可保育所は生徒の月謝の中で人件費を捻出し、
少ない利益を出すために削れるところは削らなければ成り立たない現状。
保護書がわからないところで、いろいろ経費を削減するのだと思います。
(市立保育所の内情と感想)
この後すぐに市立の保育所に申請をし、通うことになったのですが、
公立保育所のすばらしさには圧巻でした。
食事は赤ちゃんから幼児まできめ細かく、栄養バランスも素晴らしいです。
赤ちゃんクラスは先生がたくさんいるし、ほぼ例外なく人格もすばらしい先生ばかり。
公立の先生は、公務員で身分も保証されているため、ある程度ベテランの先生も多く、
自分の親くらいの年齢の先生に、とても安心して預けることができます。
生徒対先生の人数も充分確保されているため、先生自身が余裕があるように見受けられました。
その後、長男、次男と10年近く保育所に通わせていただきましたが、
自分が小さい頃通っていた保育所のイメージとはだいぶ変わっていて、
子供たちも伸び伸びと毎日を楽しんで過ごすことができたことは、
心から感謝しています。
公立の保育所は市町村から補助金をもらいながら運営することができます。
時間外の先生もしっかりとしていて、先生に負担がかかることが少ないことが、
先生自身の心の余裕になり、生徒へいい影響がでるようにも感じます。
(保育所を選ぶ際に気をつけたいこと)
すべてのお子さんが公立保育所に入れない状況であることも確かです。
認可保育所、無認可保育所のすべてが悪いわけでもありません。
ただ、すべての指導者・先生が善意な人ばかりではなく、生徒を営利目的として
稼ぐ道具にしている認可保育所・保育園も少なからず存在することを知った上で、
保育所選びをしてみてはいかがでしょうか。

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