
一人目の出産の時(14年前)は、1歳に誕生日までだった育児休業ですが、
下の子供達(7年前)の時は3歳までの育児休業が取得できるようになりました。
年々育児休業中の手当や育休期間中の社会保険料免除の創設など、
年々、出産するママにとってはありがたい環境になっているとおもいます。
3年育児休業があるからといって、すべての人が3年取るわけではもちろんなく、
経済的な問題などから、人によって復帰する時期はまちまちです。
復帰する時期については、最初のお子さんの時は特に迷うところではないでしょうか。
会社の人に迷惑がかかるから、早く復帰したほうが良い。とか、このまま退職すべきか・・・。
などいろいろ不安は尽きません。
私が3度の育児休業の取得を通して感じたことを書いてみたいと思います。
まず復帰時期についてですが、私は長女が1歳の時、長男は次男が年子だったため、
2人続けての産後休暇、育児休暇で次男が2歳半になるまで(通算4年近く)取得しました。
やはり、長女が1歳で復帰したとき、かなり肉体的精神的負担が大きかったことと、
保育所の月謝や関係費用でお給料の大部分がなくなってしまうことを経験していたからです。
一番かわいい、一番親子で一緒にすごしたい時期を保育所に預けてしまわなければならないことは、
とても辛かったです。
仕事と保育所の毎日は1時間の時間短縮があったものの、かなり厳しく、
「娘を早く迎えに行ってあげたい。残業するわけにはいかない・・・。
でも職場に迷惑をかけたくないし、仕事も中途半端にしたくない。」
そんな自分の中の葛藤がかなりありました。
娘が2歳を迎えると同時に、だいぶ精神的に楽になった記憶があります。
2年、3年と育児休業を長く取得することは、経済的に苦しいのは確かです。
しかし、長女の時に経験したつらい時期を再度経験するくらいなら、多少借金してでも
自宅で子供達と楽しく過ごしたいという思いで2歳半までの育児休暇の取得を決めました。
その期間中は育児を満喫し、とても素敵な思い出をたくさん作ることもできました。
民間のお母さんたちは、結婚や出産と同時に退職する人が多いようです。
やはりまわりの圧力なども大きいと思います。
公務員のように、代替職員の補充もない上に、会社側の負担も増える。
おそらくとても居心地が悪い状況におかれるのでしょう。
もし、育児休業が許される環境ならば、最後の子供を産み終えるまでは
会社に席を置き続けるほうが、経済的にはとても楽だと思います。
産前産後の一定期間は給与全額が保証されますし、育児休業中は育児手当で
45%程度の手当金がもらえるからです。
出産後の育児は必要以上にお金がかかるものです。
小さい頃だからこそ、幼児教育をしてあげたいし、いろいろな経験をさせてあげたい。
そんな親心もあり、出産のあと一年間の収入保証はとても大きく感じます。
会社側にとっては出産する女性職員を抱えることは、たしかに負担に思うかもしれませんが、
出産で休む人にとって、迷惑とか早く復帰しろというような気持ちを持つ人は少ないと思います。
同じ出産経験のある女性はもちろん、男性職員も子育て経験のある人は、
会社の仕事の何倍も育児が大変なことか理解できているからです。
正直言って、私は恵まれた環境で出産育児をすることができ、仕事を続けることができました。
それなりに周りの風当たりを感じることもありましたが、なんとか乗り越えることができました。
仕事と育児の両立は並大抵のことではできません。
出産から幼児期だけが大変なわけではなく、小学校、中学校なっても別な意味で大変になっていきます。
育児休暇はその前の準備期間。
取得期間については、ちょっと長めに取得して、
子供とママの心の充電期間にするのもいいのかな。と思います(*´∀`*)
会社と育児の板挟み、精神的に辛い時期ですが、なんとか乗り切ってくださいね!

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