
現在中学校3年生の娘に赤ちゃんからかけた教育費は安く見積もっても500万円
(15年だから一年あたり40万円くらいだから普通かしら・・・?)
それでも結局は中堅レベルの高校に合格するのもやっとのこと・・・。
いくらお金をつぎ込んでも方法や親の考え方が間違っていれば身を結ばないといった見本でしょう!
その経験もあって現在小学校低学年の2人の息子にはリベンジをはかるべく、
お姉ちゃんのときの教育方針から180度方向転換。やはり親もそれなりに長くやってるとわかってくることもあるもんだな~。と感じます。
そのときは、子供のために最善な方法を取り、一生懸命のつもりでも意外にも的外れなことをやっていたわけですね。
私の知人にも息子さんたち2人が開成中学に入学し東大を目指しているという方もいるようですが、
どんなふうに子供をやる気にさせているのか、本当に教えて欲しいですよね。
まあ、勉強は人間の特性のほんの一部にすぎないこと。勉強ができなくったって、その子にしかない能力を活かして人のために役に立てばよいわけですね。
優秀な子供の親の共通点は、親が勉強しなさいといわないことだそうですが、娘が中学生3年生になってやっとその理由が理解できるようになりました。
親は、あたたかく子供を見守り愛情を注ぐのが仕事です。
勉強をさせることに夢中になるあまりに愛情を注ぐという仕事が疎かになったのでは、子供は勉強などするわけがないのです。
中学校3年生の娘ですら、まだまだ親の愛情を求め、自分の気づかないところで弟たちに嫉妬しているくらいなのですから、
小学生の子供たちにとっては、お母さんの頑張ったね。という笑顔がないと勉強できないんですね。
私はここにきてようやく、目標は良い学校なのではなく、その子にあった特技を一緒に見つけていくことに方向転換したのです。
そしたら、一気に重い母親としての責任というか、オモリのようなものがはずれ、本当の意味で子供たちに笑顔を向けることができるようになりました。
やっぱり自分でも気がつかないのですが、周囲の目を気にして子供を良い学校にいれなければ恥ずかしい・・・。という気持ちがあったんだと思います。
私が娘の能力を最大限に引き出して上げられなかったのも、そもそも自分自身のプライドが邪魔をしていたのだと今になって痛感しています。
娘のできない、苦手なところばかり目がいってしまい、娘は日々注意するばかり、
良いところもたくさんあったはずなのに、娘自身が自分自身に自信をもつことができなくなってしまったんですね。
親の役目で一番大切なこと。それが「子供に自信をつけさせてやること」なのに、
私はそれが全く出来ていなかったわけです。どんなにお金をかけて教育したって、親がけなしているばかりなら自信などつくわけがないんです。
もっと小さいうちから、良い部分を見て、悪いところはほどほどに、
エスコートすることができていたならもっと娘自身も違っていたのかもしれません。
例えばうちの子の場合、国語は得意で算数が苦手だったのですが、算数ができないことばかりに焦点を当て
褒めることより、もっともっと・・・。と求めすぎてしまったわけです。
親としては、ちょっとでも苦手なところを克服させて、少しでも階段をのぼってくれればという親心だったのですが、
子供の自信を養う上では、大きなマイナスになっていたんですね。
もっと、得意なところをどんどん褒めて、算数なんてできなくたっていいのよ!
くらいの大きな器で構えてあげえるくらいでないと駄目なのかもしれませんね。
今は娘が得意とするピアノの分野で楽しんで仕事ができるようになってくれればという思いだけです。
親のプライドや考えで子供を縛り付けないこと。
これが私の15年間の母親業で学んだ一番大きな収穫であり、今後も一番難しい課題であると思います。

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