
3人の子育てをしてきて、ちょっと気になったことがあります。
保育所育ちの子供たちは、お母さんが働いているため、
早い場合赤ちゃんの頃から集団の中で生活することになります。
対して、幼稚園の子供たちは3歳前まで、母親と過ごすことができます。
小さい頃の環境は子供たちに一生を左右するような大きな影響を及ぼすようです。
それは、小学校に上がった時に子供達を見ているととてもよくわかります。
子供たちの内側からエネルギーが違います。
幼稚園組の子供たちは、自分に自身を持ち、目が輝いています。
「イヤなことはイヤ」と言える人間になれるのです。
保育所の子供たちは、全般的に消極的で、理性にかける面があるようです。
すべての保育所組の子供達がそうではありませんが、
うちの子供たちも、3人とも幼稚園組のお友達のような溢れるエネルギーにかけています。
小さい頃から集団に入っているため、柔軟性は育つ反面、
これから生きていく上で本当に大切になる、「自分を愛する」という土台が
育ちにくいというデメリットがあります。
つまり、「イヤでも我慢して頑張り続ける人間。」に育ってしまうのです。
周りの人にとっては、人あたりの良い いい人に見えます。
「それが、いけないこと?」と思う方もいらっしゃると思いますが、
それが、大人になり、どんなにその子を苦しめることになるのかは、
後日ゆっくりお話させていただきますね。
つまり、人は親に無条件に愛され続けることが、なにより必要です。
子供の頃、『自分は愛されている。人から必要とされている人間なんだ。』
と感じて育つことが、将来荒波を渡れる強い子供に育てます。
働くおかあさんも、子供への愛情は負けるはずはありません。
では、どうしてそのような違いがでてくるのか?
それは、お母さんの笑顔の差かもしれません。
仕事をしながらの子育ては、心に余裕を持つことが難しく、ピリピリしてしまうことも
多いですよね。
時々、家にいるお母さんに会うと、満面の笑みで幸せ感を感じます。
心に余裕があるって素敵だな。私もあんなお母さんになれたらな・・・。
母親の余裕と子供に接するお母さんの心の豊かさ、
それがそのまま子供たちに伝わっているんだな。と感じました。
私も、人一倍子供たちはかわいいし、自分のできる限りの力で
愛情を注いできたつもりでした。
しかし、子供が2人になれば、一人に手をかけてあげられるのは3分の1になり、3人になれば6分の1になっていく・・・。
決して、3分の1になるわけではありませんでした。
子育てとは片手間でできるほど甘いものではないようです。
一日中、子供を見つめ、しかり、褒めることができるお母さんと、
仕事から帰ってから、必死に食事をつくり、家事をこなすことが精一杯のお母さん。
どんなにスーパーウーマンでも、専業のお母さんにはかなわないのではないでしょうか。
仕事に力を注いでいる分、知らず知らず、子供への愛情という栄養が不足してしまうのは、
仕方がないことなのかも知れません。
自分の子育てを通して、感じたことでした。

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