
子供の人格を否定するような言い方は一切しない。
ダメな子など一人も存在しない。
ダメな子に見えるのは、親の望む子供像がすべてを求めているからではないですか?
引っ込み思案な子に親が「もっと積極的になりなさい。」と言う。
この子は、消極的な点もあるかわりに、ものごとを慎重に考え、思慮深い行動を取れる長所があります。
自分自身でも、長所の裏返しが短所であるように、すべてを兼ね備えた人間などいないでしょう。
もし、親がそれを望み、足りない部分ばかりを指摘するばかりなら、その子供は自信を失い、
自己肯定感の低い大人になってしまうでしょう。
自分自身に自身を持てない人間は、自分の長所ですら自信を持つことが出来なくなってしまうのです。
自分の子どもをもう一度しっかり見つめてあげてください。
きっと、その子にしかない素敵なところがたくさん見つかるはずです。
その子の良いところを、一番身近である親が理解し、褒めて認めてあげる。
出来ないことがあって、当たり前。
もし、子供が間違った行動をしてしまったときは、
「そういう行動をしたあなたは正しくない!」とその子自体を否定するのではなく、
「あなたの行動は正しくない。」と行動を否定する言い方をすることが重要です。
親からすれば、あまり違いがないように感じますが、言われた子供からすると、
自分自身を否定されているのと、行動を否定されるのでは全く伝わり方が違います。
それほど、親の発する言葉は強いパワーを持っているということを認識し、
安易に感情的な言葉を浴びせないよう、気をつけなければならないと感じます。
見習うべきユダヤ人の子育法
子供を大人の都合のように「変えよう」と「格闘」するのではなく、その時期、年齢の
自然な状態を受け入れ、より良く育つように導いていくことが大切である。
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