
親として、子供にひとつだけ与えてあげられるとしたらなにを望むでしょうか。
子どもたちは、なにを手に入れたなら、本当に幸せな人生を歩むことができるのでしょうか?
- 学力
- 人間力
- かっこよさ・美貌
- 幸せ
- 経済力
- 愛情
- 権威
人の価値観は千差万別。なにが良くて、なにが間違っているということはないと思います。
私が3人の子供を育て、今自分の人生を振り返ったときに、なにがあったら本当に幸せになれるのかと考えたとき、まず頭に浮かぶことがあります。
それは、愛され力です。
誰からも愛され、また、無限に愛情を注げる人になることです。
実は、私は40年以上生きてきましたが、まだそれが実践できません。
もしかしたら、一生無理なのかもしれません。
ただ、子供には、その愛され力を得られる子供になってほしいと願って子育てをしてきました。
人を無償の愛で愛せる人は、人から無償の愛を注いでもらうことができます。
今まで生きてきて、このようなことができる人は、100人に一人くらいしか出会ったことがありません。
しかし、このたった1%の人に出会うと、その人の周りにいるだけで幸せで、楽しくてしかたがなくなるんですね。
自分とこの人の違いはなんなんだろう・・・。
このような愛され力のある人の共通点が、最近ようやく見えてきました。
それは、親からの無条件の愛情を注がれて育ったという点です。
いい子だから、成績がいいから、わがままをいわないから愛されるのではないんです。
誰とも比較されず、ありのままの自分を愛してもらえる環境があり、自分のことが大好きなのです。
自分のことを愛せるようになりましょう。
大人になり、様々な場所で聞く言葉です。
しかし、この自分のことを無条件に受け入れることは、東大に入るより難しいことだと感じます。
なぜなら、小さい頃に受けた心の傷を埋めることは、どんなに努力しても難しいからです。
斎藤一人さんの劣等感の話の中で、親の劣等感は子供、孫へと連鎖する。
どこかで断ち切らないと、不幸の連鎖が起こってしまうのだとおっしゃっています。
劣等感を抱えた親は子供に劣等感を無意識のうちに植え付けてしまいます。
自分でも気づかないうちに、言動や行動が子供の心を傷つけてしまいます。
自分のコンプレックスを子供を通して解消しようとしてしまう・・・。
子供によい成績をとってほしい。優秀な学歴をつけてあげたい。
そんなエゴは、みんな親の劣等感から生まれたものであり、子供のためでもなんでもないのだそうです。
最近読んだ本でも、劣等感を抱えている人は、周りの人を心から愛することができないということが書かれていました。
劣等感を与えない子育て。
これは、本当に親にとって難しいことです。
もし、そのヒントが知りたい方は、ぜひこの話を聞いてみてください。
親として子供を幸せにできる大きなヒントを手に入れることができると思います。

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