
2歳になった行方不明のクロちゃんを探しているときに出会った、野良猫の親子
我が家で飼っていた2歳の黒猫がマンションから脱走して、行方不明になってから2ヶ月。
毎日のように自転車で「クロちゃん~。クロちゃん~。」ぐるぐる近所を回っていた時でした。
近くの空地に、白い母猫が子猫4匹におっぱいをあげている姿が目に飛び込んできました。
私が探していたクロちゃんと同じ黒猫もいました。
まだ片手ほどしかない4匹の猫は競争しながら親猫のお乳を必死に奪い合うように飲んでいます。
このままでは、親子とも生き抜くことが難しい・・・。
まだ8月で暑いのと、台風も頻繁にくる時期でした。
近所にはカラスが子猫を狙っています。
捨て猫のお母さんに子猫4匹を育てるのは、難しい・・・。
ちょうど飼い猫を亡くし心に大きな穴の空いていた私は、子猫を1匹保護することにしました。
娘は、同じ黒猫ちゃんがいいと言いましたが、一番用心深く、人からいつも遠いところにいる黒猫ちゃん、捕まえることはできませんでした。
我が家にきた猫は、一番小さくてくしゃみが止まらずに、体の弱そうなキジトラちゃん。
いかにも、兄弟のおっぱい戦争に勝てずに、人間が近寄っても抵抗する様子もありませんでした。
あまりにも小さいので、まめちゃんと名付け、今では我が家のアイドルになっています。
あれから1ヶ月、悲しい出来事と罪悪感
母親猫の元にいるのは、白猫と黒猫の2匹。
我が家のまめちゃんと比べて、2倍位の大きさになっています。
昨日は、まめちゃんの餌を飼うためにスーパーに行き、ついでに半額だったマグロのあらをお母さんと子猫ちゃんにプレゼント。
美味しそうに3匹で食べているのが印象的でした。
そして、今日はサンマの骨を持って、また猫のところへ・・・。
お母さんがいつもとは違うところからひょこっと現れました。
そして、後ろを向いて、子猫を呼ぶように鳴いています。
今日は子猫ちゃんいないのかな・・・。
そう思って帰ろうとした時、目に飛び込んできたのは、子猫のクロちゃんの悲しい姿でした。
車にひかれ、冷たくなっていました。
母猫は、その近くでそっと様子を見つめています。
里親を探すはずが、探してあげられず、こんなことになってしまったことに罪悪感でいっぱいになりました。
「ごめんね・・・。なにもできなくて、その分 まめちゃんを幸せにするからね。」
そうお母さんと亡くなった黒猫ちゃんに言って家に帰りました。
家に帰っても、ショックで放心状態の私。
2時間前に旦那が帰ってきたときには、見当たらなかったといっていたので、事故からあまり時間が経っていないようでした。
家でパソコンをしていても、頭から離れません。
今日、私がその現場に遭遇したのは、その黒猫ちゃんから助けてというメッセージなのではないだろうか・・・。
この黒猫ちゃんの身元を知っている人は、たぶん私とあと数人くらいです。
私は、このまま見てみぬふりをしてはいけないのではないか・・・。
そして、ダンボールを持って、現場に戻り、隣の空き地に子猫の遺体を移動してきました。
また、すぐに母猫が現れ、その周りを悲しそうに眺めています。
今日は、白の子猫ちゃんも姿が見えず、母猫一匹が悲しそうにしています。
それから、まめちゃんともう一度現場に行って、兄弟猫ちゃんのご冥福を祈るとともに、お母さんと面会してきました。
1ヶ月たった今でも、我が子はわかるようで、連れて帰るときに、我が子を取るなといわんばかりに、牙をむいて怒っていました。
亡くなった子猫ちゃんからのメッセージ
それから、家に帰り「ポエタロ」という潜在意識からのメッセージを受け取れるというカードで猫ちゃんからのメッセージを受け取りました。
まさしく、その時に出たカードは「棺」と「僧侶」というメッセージ。
「棺」の意味は、終息、完了、おさまり。物事には必ず終わりがあります。魂は永遠でしが、肉体は一回限り。
今終わろうとしていることがあります。それは、あなたはおだやかにそれを受け入れます。終わるものをあなたは愛おしく眺めています。終わりは始まりでもあります。一連の流れとそれが終わったことに承認を与えたら、次におこることを待ちましょう。そんなメッセージがあるそうです。
「僧侶」には、祈りへの貢献というメッセージが・・・。
ポエタロというまるで神が宿っているかのごとく、するどいメッセージを伝えてくれるツールがひょんなキッカケから我が家にきてまだ5日。
こんなにも鋭く、的確なメッセージがやってくることに、恐ろしいくらいでした。
知人から紹介されて、半分義理のように購入したポエタロカードでしたが、何度ひいても鳥肌が立つほど、その時に心当たりのあるカードが出てきます。
世の中には不思議なこと、目に見えないことがたくさんある。そんなことを感じさせられる体験です。
子猫ちゃんからのメッセージを受け取り、なんだか自分なりの使命は果たせたような気がしました。
肉体はなくなっても、魂は永遠。
黒猫ちゃん、我が家にきて、まめちゃんと一緒に楽しく暮らそうね。
誰も涙を流してもらえない、悲しい黒猫ちゃん。
一歩間違えれば、我が家の子になっていた黒猫ちゃん。
天国で思いっきり駆け回ってください。
わずかなおつきあいだったけど、黒猫ちゃんの生きた証として、この記事を贈りたいと思います。
このお話には続きがあります。この記事を書いた食後のことでした。
一緒に親子の世話をしていた男性に、この一連のことをSNSで連絡。
とても一人の胸にしまっておくには、ショックが大きかったこともあります。
男性とのやりとりの終わりに、こんなメッセージが届きました。
「じつは、近くで世話していた三毛猫の子猫も4日前から行方不明なんです・・・。」
そうです、私はちょうど昨日、買い物に行く途中、家から300メートルくらい離れた場所で三毛猫ちゃんが、やはり無残な姿で横たわっている姿を目にしていたのです。
その猫ちゃんと、同一であるかは、私にはわかりませんが、それを彼に伝えました。
迷子の猫を探し続けた苦しみがわかるだけに、いちおう真実は伝えたほうがいいと思ったのです。
何十年も生きてきて、猫の事故に遭遇することなんて、ほんとに数回程度でした。
それなのに、ここ2日。立て続けに出会った猫の事故。
そして、両方共に間接的にしろ関係がある猫だったとしたら・・・。
おそらく、メッセンジャーとして、その現場に立ち会うことになったのかもしれません。

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