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高齢出産で最も気をつけるべきこと『妊娠中毒症』と母体の危険性

高齢出産で最も気をつけるべきこと『妊娠中毒症』と母体の危険性

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高齢出産で最も気をつけるべきこと『妊娠中毒症』と母体の危険性


高齢出産でのリスク妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)

妊娠中毒症で出産直後に命を落とした友人の悲しい思い出

今、思い出しても悲しい出来事でした。不妊に悩んでいた彼女が妊娠したと聞いたのは、

私が育児休業で仕事を休んでいる時でした。

彼女とはあまり親しい間柄ではなかったものの、何年も不妊治療を続けていることを知っていた私は、

産休に入る前日に、自分が不妊で悩んでいた時の本を何冊か渡していたのです。

その後、彼女が妊娠したことを風のたよりで聞いたときは、とても嬉しくてたまらなかったのを覚えています。

しかし、それから数ヶ月が立ち、別の友人から悲しい連絡が入りました。

不妊治療を続け、妊娠することができた友人が、出産直後に亡くなったという連絡でした・・・・。

残されたお子さんと旦那さんの気持ち、天国に逝った友人のやりきれない気持ちを思うと、

涙がとまりませんでした。

 

彼女の年齢はその時35歳前後だったと思います。

出産後、我が子を始めてこの手に抱き、どんなに幸せだったことでしょう。

その後、旦那さんに「眠いので、ちょっと休むね・・・。」と言って横になり、その後目覚めることはなかったそうです。

幸せをやっとつかみ、これからかわいい息子さんと楽しい思い出をたくさん作るはずだった彼女の命を奪ったもの、

これこそが、妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)です。

妊娠中毒症とはあまり聞きなれない言葉かと思いますが、妊娠後期(8ヶ月~9ヶ月)にいきなり発症するケースが多く、

自覚症状もないため、病院の診察で診断されないかぎり、気づかない場合も多いようです。

しかし、この妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)は、血圧が大きく上がる上、

尿蛋白が出る病気で、胎児の発育に影響もあるそうです。

妊娠という形で想像以上の負荷がかかっている母体には、

母子ともに命をおびやかす危険をももたらすほど、とても怖い病気です。

 

高齢出産とは一般的に何歳から?一般的には35歳以上の場合高齢出産を定義しているようです。

高齢出産になると、障害児が産まれるリスクや妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)などを発症するリスクが高まります。

9ヶ月までは病院で異常なしで順調と言われていた妊婦が、

その後妊娠中毒症が発症し、緊急手術となるケースもあるようです。

妊娠中毒症は早期発見が大切です。

早期発見するためのポイントは、過度なむくみ、血圧の定期的な測定が大切です。

自宅で毎日血圧を測定し、少しでも上昇する傾向があるときは、

主治医の先生に相談することをおすすめします。

 

今は35歳以上で出産する人もたくさんいますし、

昔と違って出産で命を落としたという話も聞かないかもしれません。

しかし、実際にこのような悲しい出来事も起こっていることも事実です。

天国の彼女自身も、同じように悲しい思いをするママや子供達を一人でもなくしたいと願っていることと思います。

出産は、命懸けの大事業であるとよく言われたのは昔だけのことではなく、

高齢出産に限らずに出産のリスクと危険性をしっかりと認識し、妊娠生活を安全に、

母子共に健康で出産を迎えていただきたいと思います。




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