
スポーツや舞台本番などここぞという場面で、不安で頭がいっぱい!
思うように実力が出せなかったことはないでしょうか?
この不安や緊張するなどのネガティブな思考をもたらす原因が、脳内物質のノルアドレナリンです。
不安や緊張するのは性格だからしかたがない・・・。そんなふうに諦めていないでしょうか。
実は、このノルアドレナリンを抑えて、平常心や無心の状態を作ってくれるありがたい脳内物質が
セロトニンという脳内物質になります。
このセロトニンは、ストレスから心身を守り、心を安定させてくれる幸せ物質といわれているものですが、
呼吸法やリズム運動を一定量こなすことで分泌を促すことができるそうです。
ここ一番に強くなるセロトニン呼吸法―スポーツからスピーチまで
こちらの本で、ここぞという時のプレッシャーや緊張症からの脱出方法が詳しく述べられています。
セロトニンが脳内に増やせれば、自分の性格が変わったかのように、
ポジティブで余計な邪念を持たなくてすむようになります。
「失敗したらどうしよう・・・。成功させないと恥ずかしい・・・・。」
こんな無駄な思考を持ったままでは、ここぞという場面で成功することは難しくなるでしょう。
トップアスリートたちは、ここ一番という場面で無心の状態を作り出し、余分なことは考えない平常心を保つといいます。
セロトニン神経部分を活性化する方法はリズム運動と丹田呼吸法
展転呼吸法、ジョギングや一定期間のウォーキング運動、自転車などの一定のリズムをきざむ運動は、
セロトニン神経を活性化させ、脳内のセロトニン濃度を高める働きをしてくれます。
トップアスリートなどの選手は、競技前に呼吸法で心を落ち着かせて、競技に入る選手も少なくないそうです。
正しい呼吸法を身につけて、いつでもどこでも自分自身の精神コントロールが出来るようになれば、
試合や舞台、スピーチなどのここ一番という場面で、緊張で体が動かなかった、頭が真っ白になってしまった。
などということを回避することができるようになります。
心を落ち着けてくれる丹田呼吸法の方法とは?
この本で推奨されている丹田呼吸法をご紹介します。
丹田呼吸法とは腹式呼吸と似ていますが、下腹部の丹田(おへそから指3~4本分下)
という場所に意識を集中させて、長い間隔で行う呼吸法です。
どんな姿勢でも可能ですが、ここでは座禅を組んで行う丹田呼吸法です。
- 座禅を組み、お尻の下に座布団2~3枚重ねたくらいの高さの布を敷く。(足の部分にはかからず、お尻の部分のみ)
- 腰をきっちり立て、みぞおちから上はゆったりとくつろがす。
- 頭頂で天をつくつもり(あごがいくらか引けた感じ、首の筋肉の力が自然な形に抜ける)
- 肩の力を抜き、顔は真正面に向けたまま視線を楽に落とす。
- 丹田部分(下腹部)を両手で抑える。
- 呼気では、下腹を絞って口からゆっくり吐ききる(肛門をしめることが重要)
- 吸気では、肛門の力を抜きながら鼻から息を吸う。下腹の力を抜く(下腹から膨らみ始めるように吸う)
吸う時間(5秒)と吐く時間(20秒)程度で1セット25秒から30秒くらいを目安にし、
慣れてきたら1セットの時間を延ばして行くようにしましょう。
セロトニンが活性化するには、ある程度の時間(理想は30分程度)
と一定の期間(目安3ヶ月以上)が必要です。
一度活性化すれば、いざというときの直前に呼吸法を実践することで、
実力を最大限に発揮できる状態にすることができます。
これから受験や大切な試合を控えているみなさん、ぜひ呼吸法を身につけてみてください。
健康や幸せを手に入れられる、一生の財産になることでしょう(*´∀`*)

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