
私の子育てにおける取り返しのつかない失敗談をお話します。
うちの娘は、中学生になりましたが、自分で考え、計画を立てたり、努力をしたりすることが極端に苦手です。
勉強も、塾の宿題など、言われたことしかできません。
最近、職場で感じることは、このごろの新入社員は、学歴は優秀であっても、自分で仕事を見つけて、行動する事が苦手な人が多いと
感じます。
あれをやりなさい。これをやりなさい。と言ったことしかできないのです。
まさしく、うちの娘もその予備軍であることは間違いありません。
長女であり、小さい頃から、英才教育まではいかないものの、絵本をたくさん読み聞かせをし、
勉強もそれなりにさせてきたつもりでした。
どうして、こんなふうになってしまったのだろう・・・。
そう考えたとき、私の手の出しすぎ、いつも目の前の小石をとってしまうような親だったことが原因だとわかりました。
かわいくて、かわいくて仕方がない娘に、いつも目を配り、困るだろうなと思うことは放っておけませんでした。
考えてみれば、自分は神経質なくらい目先の失敗や出来事に敏感なところがあります。
自分の性格は、小さい頃からのたくさんの失敗や経験をしたからこそのものであり、
そのような経験をすることなく育ってしまったのです。
娘は、目先の危険を予測する力や失敗に対する恐怖をあまり強く感じない性格を作ってしまったようです。
そのような性格は全面的に悪いわけでもないのですが、今後大人になり、集団の中で仕事をするためには不向きだと言えるでしょう。
小さい頃から、すべてに対し、親が支持をしすぎること。
これは、本当に子供のためにはならないことだと強く感じます。
人として、強く生きていくために必要なことは、学歴でも教養でもなく、
自分の道を自分で切り開き、努力していける力だと思います。
6歳離れた弟たちは、その経験を活かして、ほっぽり育児を実践中です。
学校の支度は自分でする。宿題が終わっていなくても、ほおっておきます。
先生に怒られることも大切な経験だと思えるようになりました。
小さい頃の失敗や、つらい経験、悲しいこと、苦しいことをできるだけ経験させましょう。
それが、しいては生きる力のある子供に育つための力になるような気がしてなりません。

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