
母の日、小さい頃の苦い思い出・・・。
小学校1年生。なぜか持っていた500円玉を握り締め、お母さんに喜んでもらえるものを探しに、
近くの用品店に行きました。
500円で買えるものといったら限度があるなか、見つけた一枚の花柄エプロン。
お店の人に「きっと、お母さん喜んでくれるね。」と勧められて、プレゼント用に包装してもらいました。
「お母さん喜んでくれるかな・・・・。」
そんな思い出家に帰り、母に手渡した時の言葉・・・・。
「なんだ、エプロンか・・・。お母さんエプロンあんまり使わないのよね。」
小学一年生の私には、岩で叩かれたようなショックな言葉。
涙が止まらなかったのを覚えています。
たしかに、母は普段エプロンをして家事をしていなかったかもしれないのですが、
一年生の幼い子供にとってはショック極まりない言葉でした。
今でも鮮明に覚えているので、時々母に当時のことを話すと、
「エッ?お母さん、そんなひどいこと言ったっけ?」
そんな風言われます。
大人にとっては、傷つけるつもりで言ったわけでもない言葉でも、
子供側の受け取り方が180度違うこともあるのだと思います。
私も、気がつかないところで、こんなふうに娘や息子の本心を理解していないことも
たくさんあったのかもしれないと今更ながら反省しています。
母の日を迎えて、子供たちはいろいろ子供なりに考え、母親に喜んでもらおうと一生懸命なのかもしれません。
プレゼントを探したり、肩をもんでくれたり、お手伝いをしてくれたり・・・・。
母親から見たらたいしたことではないのかもしれませんが、
子供にとってはとても大きいお母さんへの気持ちが込められているのでしょう。
子供の純粋な母親への気持ちを受け止めて、心から喜んであげてほしいと思います。
昨日娘と2人になった時、明日は母の日だから友達と夕飯作ろうね~。と話してたんだ。
と話してくれました。「お菓子でも作ろうかな~。」
日々、役不足の母であるにもかかわらず、
こんなふうに言ってもらえると、とっても嬉しいですよね。
母の日の度に、母親がもらって嬉しいものってなんだろう・・・・。
ついこんなふうに考えてしまいがちです。
しかし、母親にとって一番嬉しいものは「私は、お母さんのことを思っているよ。大好きだよ。」
という子供からの気持ちをもらうことなのかもしれませんね。
お金がなくてプレゼントが買えなくてもいいんです。
もし離れてくらしているのなら、電話一本でいいんです!
娘や息子から気遣っている気持ちを伝えてもらえる、
これだけで母親は100倍元気になれるものですよ!

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