
弘道おにいさんから見る子供を伸ばす方法とは?
おかあさんといっしょで体操のお兄さんを12年されていたひろみちお兄さんこと佐藤弘道さんの著書、
「子どもはぜんぜん悪くない」を読ませていただきました。
12年間で合計15万人以上の子供と出会い、思ったことや感じたことが書かれています。
特に、印象に残ったのことを書いてみたいと思います。
輪の中に入れないお子さんが増えているのは母親の関わり方が関係している
おかあさんといっしょの収録のとき、輪の中に入れないお子さんが増えているそうです。
2歳から3歳のお子さんは今も昔もたいして変わりはないと弘道お兄さんも言っています。
たくさんのお子さんを見てきて、子供が輪の中に入っていけない原因のひとつとして考えられることの一つに
お母さんの子供との関わり方に問題があるのではないかと言っています。
子供が不安で輪の中に入れないのは、お母さんに見守られている安心感が足りないからではないか・・・。
今の子供たちは、小さい頃から英語やスイミングなどの習い事などで忙しく、
公園に行っても子供を見ずに携帯をいじっているお母さんが多い。
親子の触れ合いの時間が減り、子供達自身が親にいつも見守ってくれているという
安心感や信頼が減ってしまっているのではないか。と感じているそうです。
変わったのは、子供達ではなくお母さんの関わり方。
寝る前に添い寝してあげたり、お風呂に一緒に入ったり、ギュッと抱きしめたり・・・。
大きくなっても、肝心のところでガツンとやったり、
いつも見守っているという安心感を与えられる親になること。
そんな積み重ねが子供が自立できるために大切なことなのかもしれませんね。
親の思い込みが子供の可能性を狭めていることも・・・。
ひろみちお兄さんが障害者実習センターで体操を教えていた時の事のお話です。
脳性まひで車椅子に乗っていた人が、平均台の上を歩けるようになった体験があったそうです。
もちろん時間はかかったものの、健常者でも難しい平均台を渡れるようになったのは、
あきらめずに頑張ってチャレンジしてきたから。
障害者だから出来ない、歩けないと思い込んでチャレンジしなければ、絶対に出来るようにならない。
私たちは誰でも不得意なことやハンディキャップを持っている。
『危ないから』とか、『どうせやっても無駄でしょう・・・。』そんな風に親が決め付けて、
やらせることをしなかったら、せっかくの可能性をつんでしまうことになるでしょう。
出来る力を持っているのに、やらせなかったために実力の10分の1の実力を発揮できない子にしてほしくない。
やりたいことはなんでもさせる! これが、佐藤弘道流子育法の一つです。

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