
今日、娘の中学校卒業式を迎えました。
数日前まで高校受験でバタバタしていた子供達とは思えない満面の笑顔。
ようやく反抗期を一区切り終えて、可愛い顔で「ママ、写真撮って」と言っている子供達。
どの子供たちも、まだまだ可愛いと思わせる幼い一面も垣間見られ、中学3年生の純粋さと健気さに感動して帰ってきました。
つい先日、保育園の卒園式のかわいい子供たちが、今はこんなに立派に成長している。
そう思うだけで、とても胸が熱くなりました。
正直、義務教育を終えて、親としての肩の荷が少しだけ軽くなった気がします。
私は娘が生まれてから15年間。
子育てを通す中で、考え方が180度変わったことがあります。
それは、子供の将来に関する考え方です。
以前までは、少しでも安定した生活をすることが幸せだと信じていたんですね。
そのためには、ある程度の学力も大切だし、就職先も大切だから、小さいうちから勉強させなくちゃいけない。
そう考えていたわけです。
でも、自分が働いているうちに、幸せってお金じゃない。
仕事で生きがいを感じられることの大切さを痛感したわけです。
今までは、お金のために、生活のために自分の時間・家族の時間を犠牲にし、嫌なことを我慢しながら過ごすことで対価を得ていたわけです。
短期的にはそれで良いのかもしれません。
しかし、人は自分の意思に背いたことをしていると、どんどん生きる力が失われ、健康面・精神面すべてにおいてエネルギーがなくなっていくんですね。
好きなことをして報酬を得ることなんて無理。
そう信じていたわけですが、今は好きなことをして生きがいを感じながら仕事はできるということを、私自身が信じられるようになりました。
だから、子供たちにはまずは安定を望むのではなく、失敗することを覚悟の上で、数年~数十年をかけて自分しかできないことを見つけてほしいと思っています。
子供には必ずその子にしかない素晴らしいものを持っているはずだと思います。
だから、これからはその宝物を見つける旅に出る。
今は、欠点にしか感じられないことが、実はすごい才能がかくれていた・・・。そんなこともたくさんあると思います。
親の役目は、ほかの人が気がつかない長所を見つけて伸ばしてあげること。これにつきると思います。
数年前の私は、母親として子供の欠けている部分ばかりに目が行ってしまい、その部分を補うことに一生懸命でした。
しかし、それは未熟な母親だった証拠だったように思います。
子供の駄目な部分を補うことは大切なこともありますが、その親の働きかけは子供の自信を失わせることにもなりかねません。
親だからこそ、そのままの君でいいんだよ。君はこんな素晴らしいものを持っているじゃない!!
と言ってあげるべきだと今が感じています。
長女には、私も母親一年生からのスタートで、失敗してしまったこと、後悔していることはたくさんあります。
申し訳なかったな。と思うこともたくさんあります。
でも、長女だからこそ、一番濃い時間を共に過ごし、分かり合える部分もある。
まだまだ、母親としても発展途上の私ですが、娘と一緒に成長していきたいと思っています。
15年間、幸せをたくさんありがとう。
そして、これからもずっと一緒に成長して行こうね。

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